パドリングの練習の仕方

サーフィンをする上でパドリングとは陸上での歩くことや走ることと同じ意味を持ちます。

これから波を自由自在に乗りこなすためには必須のテクニックというか、基本中の基本となります。

padoringu

まずはサーフィンを始めたらパドリングの練習をしてください。

最近ではサーフィンスクールというサーフィンの体験などをさせてくれるサーフショップが多くなりました。

ほとんどのサーフショップでサーフィン体験が出来ると思います。

私が始めた20年以上も前だと、見たことがない顔は”誰だこいつ?”って感じでかなり閉鎖的なものだったのですが、ここ10年ほどはこれから始める初心者でも入りやすい環境が出来ています。

ただ、この体験スクールに通ったことのある方は、自力でパドリングも出来ないうちに立ててしまうことを経験してしまうので、私が始めた頃と比べると圧倒的に最近始める方はテイクオフが出来るようになるまでに時間がかかっている方が多いのが現状です。

これが何を意味しているかというと、先に立てると思ってしまうとそれ以下の練習をおろそかにしがちになってしまうんです。

実際に落ち着いてパドリングが出来るポイントにしか入れなくなり、波が小さいところでしか練習をしなくなりました。

昔はサーフショップが閉鎖的な事もあり、ショップに通いだしたらそのショップの前でしか入らなかったり、波のサイズがどうだろうと入らないと恥ずかしいというような風潮がありましたから、意外と早い段階でパドリングは覚えていたように思います。

今は初心者は浮力のあるボードに乗せられてしまう事が多く、沖に出るにもドルフィンスルーが出来ない(テクニックでは無く浮力がありすぎて沈まないために)から波の小さいところでやるしかないというのが現状です。

パドリングは海での移動手段なので、立てるからと言ってやらなくても良いわけでも無く、波をキャッチするためには必須のテクニックです。

そして、何か危ないことが起こった場合(目の前で乗ってきたり、流れがあった場合など)にも危険を回避するための唯一の移動手段です。

パドリングが出来ないと無駄に怪我をしたり、時には死んでしまうこともあります。

パドリングの練習の仕方

これからパドリングの練習の仕方を解説していきます。

パドリングというものは、水泳でのクロールに近いようで同じでは無い腕の使い方をします。

単純に言ってしまうと、クロールは全身が水に沈んでいます。

サーフィンのパドリングは体が水面から浮いています。

この違いがあるがために水泳をやっていた方でも最初は苦労するんですね。

パドリングは腕を使って漕ぐという事は同じなのですが、考え方を変えないとひたすら疲れる動きとなってしまいます。

大きく違う動きは、クロールは肩ごと旋回させて漕ぎますが、パドリングでは肩は動かしません。

パドリングで肩を動かしてしまうと、サーフボードが左右に振れてバランスを崩しながらのパドリングとなってしまいます。

サーフボードが左右に振れてしまうと、せっかく与えた推進力がなくなってしまいます。

出来るだけボードに余計な動きを付けないことで、漕いだパワーを惰性として使って楽にこぎ続けるという事をしたいんです。

練習方法その1

ゆっくりとしたストロークでぶれずに漕ぐ。

どんなサーファーでも100%漕いでしまってはボードがブレます。

ぶれるくらいまで漕ぐ必要も無いので、50%程度の力でゆっくりとしたストロークで漕ぐ練習をしてください。

しっかりと手のひらで水をつかんで、ゆっくりと手から水が逃げないように体とボードを前に押し出すような動きで推進力を得てください。

まずはゆっくりと長いストロークでパドリングが出来るように練習してください。

練習方法その2

足を閉じて芯を作る。

出来るだけ少ない努力で出来るだけ多く進むことはパドリングにおいて重要なんです。

海の上で行うスポーツであるサーフィンでは、移動するたびに疲れます。

日常の歩く走るという事でも、わざわざ疲れるような歩き方や走り方をする方は居ないですよね?

サッカーや野球でも、わざわざ疲れるような走り方をしていては試合になりませんし、練習でも効率が悪いですよね?

サーフィンで見ていると、初心者の方は効率の悪いパドリングをしている方が多いです。

その効率の悪さは”足を閉じてない”からなんです。

足を閉じないとバランス幅が広がってしまいます。

広がったバランス幅をいっぱいに使ってパドリングバランスを保っているのですから、多少海面が荒れた時(どんなに面が良くても多少は凸凹しているのが海です)などにも疲れる可能性が大きくなります。

足を閉じて芯を作って漕ぐと、1掻き目のパドリングで得た推進力が残ったまま2掻き目に入るので、腕力のセーブになりますし、2掻き目はさらに加速できます。

特に初心者の頃は1掻きの推進力が少ないので出来るだけ大きく惰性を使いたいところです。

ですがここで足を開いていると、パドリングで腕を戻す際に空中に腕を上げた時にバランスを崩しやすくなります。

上級者の方で足を開いてパドリングしている方が居ないのは、パドリングバランスを常にセンターに置きたいからで、足を開いていたらバランスが悪いのがわかているからなんです。

しっかりと足を閉じてパドリングできるように練習しましょう!

出来るだけ多くの距離を漕ぐこと

ここまで出来たら出来るだけ多くの距離を漕いでください。

多くの距離を漕ぐことでパドリングは益々安定していきます。

また、乗れるようになった時にもパドルバックが早くなり、結果的に乗れる本数が多くなるので上達が早まるきっかけになります。

上級者の方なら波の良い時などは何キロもパドリングすることが多いです。

100m乗れる波を1ラウンドで30本も乗れば3kmは最低でもパドリングしているはずです。

波を追いかけたり、ポジション移動をしたりするともっと漕いでいます。

30本といっても3時間入っていれば1時間に10本ですので少ない数字です。

もっと乗れる時や、流れのある時ならその倍以上も漕ぐこともあります。

初心者の頃から長距離パドリングに慣れておくと波に乗りまくっても疲れづらいパドリングが出来るようになっていきます。

まずは瞬発力よりも持久力のあるパドリングを意識しましょう!

片手パドリングで形の練習

最後にもう一つ。

パドリングの練習で意外と役に立つのは、片手のパドリングです。

沖に出て波のないところでの移動手段として使ってみてください。

片手でも意外と進むことにビックリするはずですね。

沖で片手で漕ぐことは必要でもないので焦って漕ぐことが無くなります。

何よりも手にかかる抵抗を元に推進力を感じているので、しっかりと抵抗がかかる漕ぎ方が出来るようになります。

沖で時間の余裕があるときは片手パドリングでトレーニングしましょう!

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